シビアで考えさせられるマンガというのは意外と奥深いものです

「キノのトリップ」という漫画と出会ったのは10年ほど前述…キノというお嬢さん(見せかけ少年)と人語を話すモトラドのトリップのお話。
今時の絵ではなく、少し古風なタッチで描かれたものなので正誤はあると思います。
私も実は、ちゃんと探るまでは余り好きな絵ではなかったです。
ですが、キノのトリップの仕方やモトラドとの会話、内容の景観や独特なスタンスがいい味を醸し出していて至急夢物語の場合になりました。
「働かなくて好ましい世の中」や「話さなくても通じ合える世の中」や「カルチャーの薄い世の中」など、色々な世の中を旅するのですが どれもこれも不思議な世の中で、働かなくていいのに勤める市民・話さなくても通じ合えるのに何方はじめ人として所帯を欠ける市民・カルチャーがないはずなのにカルチャーがあるポイントに気付いていない市民…その不思議な世の中や市民はどうしてそうなったか?を解ると、とても物凄くなる時があります。
漫画だからサラッと流し見てしまうが、知ろう!とおもう気持ちで見ると その驚異の単位がどれもこれも私達の身近な生活にあるとおんなじポイントに見抜くからだ。
例えば、働かなくてすばらしい世の中なんて本当にあったとしたら(なんて幸せな世の中なんだろう!)と思ってしまいますが、そっちの市民は実際勤めるのです…それは何故か?
「人はある程度のストレスがないと堕落してしまう、だから仕事をして適度なストレスを与えているのです」
もっともだと思いました。
話さなくても通じ合えるのに、その国の人は何方とも一緒に暮らしていない…それは何故か?
言葉に出さなくても自分の根性が蔓延るなんて、好きな人に自分の方針をみんな伝わるじゃない!と思いますが、
「伝わならくてよろしいやる気まで伝わってしまう…傷垂らしたくないのに傷付けてしまう」
確かにそうですね、言わなくていい事は言わなくていいんです。
だからこそ「言葉」というものがあって、それを選び触れる…人間だけにしか乏しいエラいポイントなのに、それをなくしてしまうのはひどい。

そういった考えさせられるような内容の話ばかりで、今時の漫画よりもうまいと感じましたし、いっぱいの人にも見て考えて これからの人命を歩んで欲しいな…と思います。